Dictionary [APPLY]: 多目的に働きかける英単語の使い方

apply

apply

verb (transitive)
UK/əˈplaɪ/US/əˈplaɪ/

to request something formally (like a job or a scholarship); to put or spread something onto a surface; or to put into use or operation

Thesaurus
Synonyms
Antonyms

How to Use

書類の提出から効果の活用まで、多彩な意味をカバーし実行へ導く動詞です。

「apply」は、英語の動詞として非常に多面的な意味を持ちます。まず最も代表的なのが「申請する」「応募する」という使い方です。たとえば “I want to apply for a job at that company.”(あの会社に応募したい)という具合に、仕事の募集や学校の入学、ビザ取得などに関連して使われます。このときは「書類を提出する」「必要事項を満たす」というニュアンスが強く、正式な手続きやフォーマルな場面で使われやすいのが特徴です。さらに、「適用する」「応用する」という意味合いでも幅広く活用されます。たとえば “You can apply this theory to various fields.”(この理論はさまざまな分野に応用できます)のように、ある考え方や技術を別の領域に当てはめる際に便利です。また、美容の場面でも “Apply the lotion gently on your skin.”(肌にローションをやさしく塗布してください)のように、何かを塗る・当てるという具体的な行為を示すときにも用いられます。言い換えれば、「何かを実際に使ってみる」というイメージが根底にある動詞と言えるでしょう。さらに、条件文や規則などにおける「適用性」を示す場面でも、「apply」はしばしば登場します。たとえば “The new policy doesn’t apply to part-time employees.”(新しい方針はパートタイマーには適用されません)という言い方をすれば、あるルールや政策が誰を対象としているのかを明確化できます。こうした多面的な使い方が「apply」という動詞の大きな特徴であり、英語コミュニケーションにおいて欠かせない基礎語彙の一つともいえるでしょう。

Alternatives

「apply」の使い方を言い換える場合、まず「submit」が挙げられます。こちらは書類や提案を提出する際に焦点を当てる語で、「応募する」よりも「書類を出す」という動作をはっきりと強調するイメージです。たとえば “Please submit your application by the end of the week.”(週末までに申請書を提出してください)のように使われることが多いです。また、「use」は応用や適用を示すときのよりカジュアルかつ一般的な語で、「実際に使う」という意味をダイレクトに伝えられます。たとえば “You can use this method in various situations.”(この方法はさまざまな状況で使えます)のように表現すると、テクニックやスキルを実際に用いるイメージがはっきりと伝わります。さらに「put ... into practice」や「implement」といったフレーズも、「理論や計画を実際の行動に移す」ニュアンスを示すのに効果的です。ビジネスや学術場面でよく登場し、「実行する」「具体化する」印象を強く与えたいときに重宝します。こうした類義表現を文脈に合わせて選ぶことで、文章や会話の精度を高められるでしょう。

Writing

ライティングにおいて「apply」を使う際は、まずどのような目的でその動詞を選ぶかを意識することが大切です。就職・進学などの応募を示すなら「apply for」、何かに理論を応用するなら「apply to」、物理的に塗布するなら「apply to+対象」と、前置詞の選び方が変わるからです。たとえば “I applied for the scholarship.”(奨学金に応募しました)と “I applied the new technique to our project.”(新しい技術をプロジェクトに適用しました)では、意味合いがまったく異なる点に注意しましょう。また、論文やレポートなどで「apply」を多用しすぎると単調になってしまうことがあります。類義語や言い換え表現(“utilize,” “implement,” “make use of,” など)を混ぜて使うことで、読み手にバリエーションのある印象を与えることが可能です。また、読み手が「何を」「どこに」適用したのかを正確にイメージできるよう、背景説明や対象物の説明を補足すると文章がいっそう分かりやすくなります。さらにビジネス文書では、「apply」がもつフォーマル性を活かして、手続きやルールへの対応をシンプルに伝えることができます。たとえば “Please note that this policy does not apply to remote employees.”(この方針はリモート勤務の従業員には適用されない点にご注意ください)のように書けば、対象範囲をはっきり示しながら、読み手に明確な理解を促せるでしょう。

Casual Conversation

カジュアルな会話では、就職活動や学校の願書など「応募」「申請」にまつわるシチュエーションで「apply」は非常によく耳にします。友達との会話で「I’m going to apply for a job at the new café.」(新しくできたカフェに応募しようと思ってる)と話せば、近況を軽やかにシェアできます。また、ビザ取得や免許更新など、公的な手続きについて語る際も同様に気軽に使えます。美容や日用品の文脈でも、「apply」は「あれを塗る」「これを当てる」の意味でしょっちゅう登場します。メイクアップのチュートリアル動画で「Apply foundation evenly.」(ファンデーションを均一に塗布してください)なんてフレーズを聞いたことがある人も多いでしょう。簡単な指示文の中にも「apply」は自然に溶け込みやすく、とても汎用性が高いのが特徴です。さらに友達同士のアドバイスでも「You should apply these tips to your routine.」(このヒントを日常に活かしてみたら?)のように使うと、“実際に試してみる”感をやんわり提案するニュアンスが出ます。より口語的な場面では「use」や「try out」を使う人が多いかもしれませんが、「apply」を使うとワンランク丁寧な雰囲気を残しつつ、提案としての柔らかさも感じさせます。

Etymology

「apply」の語源は、ラテン語の“applicare”にまでさかのぼります。これは “ad-”(~へ)と “plicare”(折り合わせる、重ねる)という要素が合わさった形で、「何かを別のものにくっつける」「折りたたむようにして合わせる」というイメージを持っていました。そこからフランス語の“applier”を経由し、中英語の時代に“applien”などさまざまな綴りと発音が混在しつつ、最終的に現代英語の“apply”として定着したのです。当初は「物理的に何かを貼り付ける」「合わせる」といった感覚が強かったのですが、時代の変遷や社会の変化に伴って「目的や機能を当てはめる」「書類を提出して当て込む」という意味合いが広がりました。産業革命期以降のビジネスや行政手続きの高度化とともに「応募する」「適用する」という用法がいっそう確立され、現在では「対象への実際の投入」という観点から、書類手続きから技術応用、さらに美容行為まで幅広い場面で活用されています。

シェア
楽しい時は時間が経つのが早いですね!
利用可能な言語
おすすめ動画
more