as
conjunction, preposition, adverb
Used to indicate that something happens during another action or situation (conjunction); to describe a role or function (preposition); or to compare two things to the same degree (adverb).
Thesaurus
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How to Use
状況や時間、理由などを示す際に幅広く活躍し、文の中で重要な接続要素を担う表現です。「as」は英語において、接続詞や前置詞、副詞的用法など、実に多様な使われ方をする基本単語の一つです。たとえば「同じくらい」「~のように」「~のとき」「~だから」「~として」など、文脈次第で意味合いが変化します。まず接続詞としては “I did it as you suggested.”(あなたが提案したようにやりました)のように、何かと同じ方法で行う状況を示すのに使われます。また、「~のとき」「~しながら」という時間の意味を伝える場合にも “As I was leaving the house, it started to rain.”(家を出ようとしたら雨が降り始めた)のように自然に使われます。ほかにも理由や原因を表す文脈で “I couldn’t go out as I was busy.”(忙しかったので外出できなかった)のように用いられます。さらに「~として」という意味合いを持つ場合には “He works as a teacher.”(彼は先生として働いている)のように、役職や役割を説明したいときにも有用です。そして「同じくらい」に近い比較表現で “He is as tall as his father.”(彼は父親と同じくらいの背丈だ)とも使えるため、英文法での重要度はかなり高い単語と言えます。まとめると、「as」は英語文法のあらゆるレベルで多用される便利な語であり、文の流れや前後関係を的確につかむほど意味を使い分けやすくなります。コアイメージとしては「~と同等に」「~の状態で」「~であるゆえに」などが挙げられるため、それぞれの使い方を整理して覚えるとスムーズにマスターできるでしょう。
Alternatives
「as」とよく混同される表現に「like」があります。「like」はより直接的に「~のように」「~に似ている」という意味を指す一方、「as」は文法上「接続詞」としても機能し、「~しながら」「~であるゆえに」など時間や理由を示す働きがあります。たとえば “He talks like a native speaker.” は「ネイティブのように話す」という比較的シンプルな類似の意味ですが、 “He talks as if he were a native speaker.”(彼はあたかもネイティブスピーカーであるかのように話す)だと仮定・比喩を強調するニュアンスが加わります。また、「because」と類似の意味を表す場合もありますが、原因をはっきり示すなら「because」を使うほうがストレートです。例えば “I left because I was tired.” は「疲れていたので帰った」という直接的な理由を示し、“I left as I was tired.” と書くともう少し婉曲的に「疲れていたから」という含みを持たせられます。「when」「while」との違いにも注意が必要で、「as」の時間を示す用法は「同時進行や付随する動作」を表すときにしばしば登場するので、状況に応じて微妙に役割を使い分けましょう。
Writing
ライティングにおいて「as」は文と文、フレーズとフレーズを繋いで柔軟に情報を提示する際に重宝します。論文やレポートなどフォーマルな文章で、「理由」や「結果」を示すときには “As this study indicates,…” のように書き出せば、前文までの結果やデータを踏まえた展開を自然につなげられます。ただし、根拠を明確に示す場合は「because」や「since」を使ったほうがより直接的になることも多いです。また、“As we have discussed previously,…”(前述したように…)という形は、文書全体の整合性を高め、論旨のつながりを読者がたどりやすくする効果があります。さらに結論や要約に向かう流れで “As a result,”(その結果)というフレーズを置くことで、文章の論理展開をスムーズに提示できるでしょう。いずれにせよ「as」は淡泊ながら多機能な単語なので、文意を正確に反映させるかたちで使いこなすのがポイントとなります。
Casual Conversation
カジュアルな場面でも「as」は頻繁に使われます。友人との会話で「I left early as I was tired.」(疲れたから早めに帰った)といった具合に、理由をサラッと示す場合には便利なフレーズです。さらにSNSやメッセージアプリでも “I’ll bring some snacks, as you suggested!”(あなたが言ってたようにお菓子持っていくよ!)と使えば、相手の提案や指示に従ったことを軽いトーンで伝えることができます。また、比較級における “as + 形容詞 + as” の構文は会話でもかなりよく登場します。「He’s not as tall as his brother.」(彼はお兄さんほど背が高くないよ)という感想の交換などは日常のちょっとした会話で自然に交わされるフレーズです。音楽や映画の好みを言い合うときに “I don’t think the sequel is as good as the original.”(続編はオリジナル作品ほど良くないと思う)などの形も使い勝手がよいでしょう。固すぎず、ふとした日常の話題でよく耳にする表現なので、使い慣れておくと会話の幅が広がります。
Etymology
「as」の語源は、古英語の “ealswā” や中英語の “alswa” にさかのぼります。これらの綴りはいずれも「まったく同じように」「同等に」というニュアンスを含んでおり、そこから転じて「比較」や「類似」を示す用法が成立しました。その後、時間や理由、状況を関連付ける接続詞としても広がっていき、現在のように多機能な単語へと発展してきたという歴史があります。特に「while」や「since」などの他の接続詞と意味が一部重なるのは、ゲルマン語やフランス語、ラテン語の語彙が混ざり合いながら英語が形成されてきた過程を反映したものとも言えます。中英語期に “als” や “alswa” が変化するにつれ、一部は「比較構文」の役割を強め、一部は「同時進行や理由を示す」役割として分化していったのです。こうした歴史的背景があるため、「as」は現代においても複数の文脈で柔軟に使える接続詞・前置詞として機能し続けています。