[古典名詩] 相思(しょうし) - 愛を象徴する紅豆に託された思い
王維(おうい)の『相思(しょうし)』は、恋しく想う気持ちを“紅豆”という実に託して描いた代表的な五言絶句です。紅豆は中国で古くから“相思豆”とも呼ばれ、相手を懐かしむシンボル⋯ 全記事を読む
王維(おうい)の『相思(しょうし)』は、恋しく想う気持ちを“紅豆”という実に託して描いた代表的な五言絶句です。紅豆は中国で古くから“相思豆”とも呼ばれ、相手を懐かしむシンボル⋯ 全記事を読む
『別房太尉墓』は、杜甫(とほ)が尊敬する人物――“房太尉(ぼうたいい)”と呼ばれる高官の墓に別れを告げる際の思いを詠んだと伝えられる作品ですが、現代に確実な全篇が伝わっている⋯ 全記事を読む
この詩は、杜甫(とほ)が嘉州(現在の四川省楽山市)にある凌雲寺の楼閣に登って詠んだとされる七言律詩をイメージしたものです。嘉州は名勝や歴史の深い仏教寺院が多く、なかでも凌⋯ 全記事を読む
杜甫(とほ)の連作詩『羌村(きょうそん)三首』は、戦乱に翻弄された詩人が故郷に戻り、家族や隣人との再会を果たす情景をそれぞれ異なる角度から描写したものです。その第三首にあ⋯ 全記事を読む
杜甫(とほ)が詠んだ『兵車行(へいしゃこう)』は、安史の乱(あんしのらん)前夜とされる天宝年間、兵役による庶民の苦難を赤裸々に描いた作品です。従来の詩ではあまり直接的に訴⋯ 全記事を読む
杜甫(とほ)の代表的な連作詩「三別(さんべつ)」のひとつとして数えられる『新婚別』は、新婚の夫婦が戦乱による召集で引き裂かれる悲劇を描いた作品です。五言の絶句や律詩が多い⋯ 全記事を読む
この詩は、唐代の詩人・杜甫(とほ)が川辺の楼(建物)に身を寄せ、時に物憂げな思いを抱きながら周囲の風景を見つめる姿を描いた七言律詩『水槛遣心二首』のうちの第一首です。タイ⋯ 全記事を読む
杜甫(とほ)が詠んだ『贈花卿(ぞうかけい)』は、音楽の美しさを通じて人間界と天上世界を対比させる短いながらも印象的な七言絶句です。作品の主題は、世にも稀なる絶妙な音楽がも⋯ 全記事を読む
この詩は、杜甫が晩年に生活苦や官職からの疲労を抱えつつも、自然や酒の力を借りて心の自由を求めた心境を映し出しています。冒頭の「朝回日日典春衣」は、日々の生計を立てるために⋯ 全記事を読む
杜甫(とほ)の『登楼』は、動乱が続く唐代の世情と自身の苦悩を高楼に登って眺める中で、強い郷愁と憂いを歌い上げた七言律詩です。冒頭で花が客の心を痛ませる情景は、一見すると春⋯ 全記事を読む
この詩は、杜甫(とほ)が江南(こうなん)を訪れた際、宮廷音楽家として名声を得ていた李龜年(りきねん)と偶然の再会を果たしたときの感動を詠んだ七言絶句です。前半の二句では、⋯ 全記事を読む
杜甫(とほ)の『旅夜書懐』は、旅の途中で夜を過ごす孤独な情景と、そこに湧き上がる感慨を八句に凝縮した七言律詩です。タイトルにある「書懐」は、自身の胸にある思いを筆に託すこ⋯ 全記事を読む
『蜀相』は、杜甫(とほ)が蜀(いわゆる蜀漢)の丞相・諸葛亮(しょかつ りょう)の祠堂を訪ねた際の感慨を詠んだとされる七言律詩です。蜀漢の名宰相として歴史に名を残した諸葛亮⋯ 全記事を読む
杜甫(とほ)が残した詩の中でも、『登岳陽楼』は晩年の心境が強く反映された名作として知られています。岳陽楼は中国湖南省岳陽市にあり、洞庭湖(どうていこ)のほとりにそびえる名⋯ 全記事を読む
『望岳』は、杜甫(とほ)が若年期に泰山(たいざん)を望んで詠んだと伝えられる作品です。泰山は中国五嶽の一つに数えられ、古来より帝王の封禅(ほうぜん)など儀式が行われる神聖⋯ 全記事を読む